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    奈良歴史散歩   佐保路・佐起路を歩くと  52

    • 2016.09.29 Thursday
    • 17:42

    奈良歴史散歩   佐保路・佐起路を歩くと  52

     

     近鉄電車で大和西大寺・新大宮・奈良駅のいずれの駅で降りても北に向かって歩きますと佐起路と佐保路に出会います。

     

     この辺りには8つの天皇陵と(神功皇后陵・磐之媛命陵・成務天皇陵・称徳天皇陵・平城天皇陵・日葉酢媛命陵・聖武天皇陵・光明皇后陵)と2つの古墳(小奈辺古墳・宇和奈辺古墳)があります。

     11の神社(八所御霊神社・山稜八幡神社・山上八幡神社・佐起神社二社、釣殿神社、鏡玉神社、狭岡神社・法華稲荷神社・常陸神社・葛木神社)と6つの寺院(秋篠寺・法華寺・海龍王寺・不退寺・興福院・称名寺)があり、幾つもの歴史の跡があります。

     近くでは新しく平城宮が整備されつつあります。

     

     日本書紀・古事記の記述のままの天皇陵、皇后陵が存在します。

     二千年前前後の歴史なのか、歴史の遺物なのか存在することは確かです。

     天皇陵を訪れる人は誰もいなくていつもひっそりとしていますが、陵の前に立ちますと圧倒するような存在感です。

     時には知人を連れて行きますと、何でこんな山が面白いのと不思議な顔をしますので関心がないとは、そんなものです。

     

     神社も参拝しましたが、誰とも逢うこともありませんでした。

     寺院は身近な存在なのか、仏像の拝観の方をいくつかの寺院でみかけました。

     秋篠寺には技芸天立像が法華寺には国宝の十一面観音立像(毎月18日でないと拝観できません)が海龍王寺には重要文化財の十一面観音立像五重塔があります。

     いずれも見ごたえがありますのでご覧ください。

     

     天皇陵をみると神功皇后・磐之媛命・日葉酢媛命・光明皇后・称徳天皇と5名の女性が皇后として祀られています。

     称徳天皇は女性として二度も天皇(第46代孝謙天皇・第48代称徳天皇)になった女帝です。

     大和西大寺駅を少し南に下がると垂仁天皇陵があります。垂仁の皇后は日葉酢媛命ですので、陵はお互いの近くに存在します。

     垂仁の后が崩御の時に殉死の儀式に心を痛めた垂仁に、野見宿祢が土で造った人馬を埋葬しました。

     これを埴輪と名付け殉死の儀式は無くなりました。

     (天皇陵は宮内庁の管轄なので中には入れませんが、外から参拝できます)

     奈良に行かれましたら散歩がてら佐保路・佐起路を歩いてみて下さい。

     奈良のこんな場所にも倭国・大和国・日本国と変化した日本の歴史の一端が見られます。

     

     表の部分か裏の部分かは分かりませんが、静かに存在しています。

     歴史の闇の部分に光を当てて欲しいのか、そのまま静かに歴史を見ていて欲しいのか不思議な感慨を覚えます。

     この辺りを歩いていますと悠久の歴史が感じられます。

     いつも思うのは歴史の流れは栄枯盛衰と兵共の夢の後です。

     京都に遷都して千年が過ぎたので歴史遺産がそのまま存在するのか、京都に千年の都があったので、奈良が忘れられたようになったのか分かりませんが、数多くに遺産が残っている事は確かです。

     

     

     

     

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